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国際派FPによる海外入門

2010年より香港在住。国際派ファイナンシャルプランナー 目的は「ライフプランの達成!!」日本の事をよく知る国際派FPとして顧客に先立って実践し、将来に関わる保険・年金等の相談を顧客と共にじっくり重ねていきたいです。もちろんみんなで「ライフプランの達成」を目指します!

   

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香港での出産事情(保険が出るのか出ないのか?)

ご出産おめでとうございまーす。

いやぁ〜、可愛いお子様ですねぇ^^ お母さんもご元気で何よりでした。
めでたいめでたい!!めでたしめでたし。。。
で病院を後に出来れば良かったのですが、、

↓↓↓病院選びでこんなに費用が変わっちゃいます↓↓↓

私立病院でご出産を迎えた Aさんご一家の場合

 「お喜びのところ、、失礼します。出産費用のご請求です。」

 「おっ、そっかそっか、でいくら?」
 
 「えーっと・・・チンッ! 出ました・・・」

 「合計HKD100,000(日本円1,300,000円)になります。」

 「ハイハイ・・・・えっ!100万円超えるんですか!?」

 「やっぱり、海外での出産は高いねぇ〜〜」

公立病院でご出産を迎えた Bさんご一家の場合

 「お喜びのところ、、失礼します。出産費用のご請求です。」

 「おっ、そっかそっか、でいくら?」
 
 「えーっと・・・チンッ! 出ました・・・」

 「合計HKD450(日本円6,000円)になります。」

 「ハイハイ・・・・えっ!6,000円ですか!?」

 「支払いは、オクトパスカードで ピッ! どうだ〜支払い終了」
  ※オクトパスカードとは、日本のSuica のような便利なカード


Aさんご一家Bさんご一家の、支払いの場面を表現してみましたが
どうでしょうか?詳細なメリットデメリットは下記に記載。

海外の出産ではよくある話ですが、何かと お金がかかります。
お値段の詳細は、他の香港ママブログにもリアリティのある金額、
出産にまつわる様々な状況が綴られていますのでご覧ください。

ですので、それらを簡易的にマトメさせて頂いて、ここでは保険
に関する観点からお伝えします!

香港では、上記のように出産に対応できる病院に<公立><私立>と
大きく2つの選択肢があります。

<私立>
・メリット
  ☆日本語が通じる
  ☆同じドクターに検診してもらえる
  ☆設備は充実していて綺麗

・デメリット
  ★費用が高い
  ★検診費用も都度必要(日本と同じ)
  ★費用の面で、突発的な対応(深夜、切迫早産など)緊急対応が
   発生した場合は、最終的な費用がわからない。高額となる可能性
  ★予約のタイミングがポイント!分かったらすぐに予約する。
   でなければ病院を変えないといけないです。

<公立>
・メリット
  ☆出産・検査費用が安い
  ☆お産のスタイルが選べる
  ☆香港IDホルダーは優先予約可能

・デメリット
  ★検診の回数が少ない
  ★医師の指定が出来ない
  ★エコー検査が少ないので気になる人は気になる。
  ★広東語、英語が必要

上記のように、どちらが良いとも悪いとも、、それぞれの特性が
あります。その時の奥様のご気分や、フトコロ事情emojiによって
変わるでしょうが、初のご出産ではより気になるもの。。。
さらに海外ですので、、、


良く聞かれる質問で、その費用負担を保険で出来るのか?

そもそも、出産という行為自体は病気ではない!ので保険でカバーする
という考え方自体が保険の主旨に沿いません。
しかし、出産前後に奥様にかかるリスク(切迫早産など)に関しては、
保険給付の対象となります。

※医療保険とは病気・ケガに対する治療を目的として病院へ通院・入院
 する必要がある。。。というのがそもそもの前提です。加入に際しては
 保険の対象とならない期間や、既にかかったことのある病気に対して
 は支払うことが出来ないことも有りますので詳しくはご相談下さい。
 
 香港での保険相談の流れ(ワンテンホームページへ)


では日本の場合を振り返ってみると、通常分娩であれば、上記のように
病気ではないので、一般的に出産一時金42万円(厚生労働省のHPより)
の給付を受け、受診医療機関に直接支払われることになります。
※最近は、ホテル並みの設備を持っている病院もありますが、もちろん
 差額は自己負担となります。

では、AさんBさんのように海外出産をする場合、保険の対象になるのか?
世の中には、色々な裏技が横行しているようですが、海外在住(駐在)に
関しては対象とはなりません。以下の給付条件があるようです。

以下↓↓↓ある市町村から転記!! ↓↓↓


「住民票が◯◯市に置いたままであっても、居住の実態がない方や、
 一時的に日本に帰国し、本拠は海外にある方については、◯◯市の
 国民健康保険の資格は適用とはなりません。 
 基本的には、1 年以上日本に居住実態があることが住所を有するものと
 判断することとなっています。(住民票があることが要件となりません。) 」


ある市町村の条件を掲載してみました。
更に、他の市区町村においては実態を調べるためにパスポートチェックがある
とも記載されていました。「実態がどうか?」がポイントのようです。


では、海外の保険ではどうか?駐在員の方が一般的に本国から加入されてくる
海外旅行傷害保険」これでは給付の対象外となります。
ですので、海外現地の保険を探すということになるのですが、そもそも香港
では健康保険制度が無いため、各個人がどの程度の補償が必要かで加入の条件
が大幅に変わります。
更に、出産に対応している保険は非常に少ないのが現状で、Aさんのように
130万前後の支出を保険で確保しようと思えば、1年間の免責期間が必要、
つまり契約して1年以内にめでたく妊娠しても保険給付の対象にはならない
2年目以降にはじめて給付が可能というタイプになります。

ちなみに、保険料は、、、激高!

日本の健康保険並みに設定してみると・・・年間保険料の目安として

①30歳 女性 妊娠出産対応タイプ ▶ 約USD8,500(約85万円

②30歳 女性 妊娠出産非対応タイプ▶ 約USD3,500(約35万円


数字に強い方は、気づかれたかと思いますが、妊娠出産に対応すると
約USD4,000(約40万円)保険料が高くなります。それも2年目以降からが
対象となる。。。保険の仕事をしている私共がこれをお伝えするのも
何ですが、現金で持っておいた方がいいかもしれませんね^^:

※保険のタイミングに縛られて、出産を選ぶのはナンセンスです!

いや、もしそれでも加入を希望される方は喜んで、お手伝いさせて頂きます。

しかし、海外の医療保険がすべて高いのか??と言われるとそうでもなく
HKD3,000 〜 HKD90,000 まだ高額なものも有りますが、状況に合わせて
様々なノウハウを構築していますので、大事なことは。。

 ・加入目的
 ・補償内容
 ・家族構成
 ・年齢
 ・性別
 ・病歴
 ・香港IDホルダーかどうか?

それぞれの条件に合うイメージのものを、選択頂くことだと思います。
※家族構成によっては、保険会社の割引が適用となります。
※子供だけの加入はかなり困難です(ほとんど不可能)

やはり、すべてのお金を医療保険に当てるわけには行きませんので、
全てはバランスだと思います。




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イチロー


追伸>
・香港での保険に関するご相談をお受けする中で、お一人目は
 何だか不安だから日本で出産し、2人目は香港で。。。と
 お考えの方(実践された方)が多いように感じます。
 一生に一度だけのプレゼント(海外出生証明)とお考えの方
 もいらっしゃいます。選択肢の多い現代ですが大事なことは
 正しい情報をどのように「得るか」だと思います。




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プロフィール

HN:
イチロー
性別:
男性
職業:
FPファイナンシャルプランナー
自己紹介:
2010年から香港へ、「身近に自分(私)のような存在がいて欲しい!」という思いから、個人の資産形成の入り口から人生の出口まで、「人生という横断歩道」を渡るお手伝いをしています。
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私一人で出来ることは、多くないですが私の周りには「プロ」が
ついています。私の出来ることはしっかりと話しを聞いて、必要
な解決策を共に探していくことです。

あなたにとって、いいターニングポイントになりたいですね。

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